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池内恵『イスラーム国の衝撃』を読んだ

一昨日、試験前に前から気になっていた本を買ってしまう現象が発生し、前から気になっていた『イスラーム国の衝撃』を読んだので、その感想を。

 

イスラーム国の衝撃 (文春新書)

中身は、ひととおりの入門書という感じ。軽く読める分量です。

 

9・11以来テロの「主役」だったアルカイダの中からいかにイスラム国が出現したのか、イスラム国とアルカイダは何が共通していて何が違うのか、といった「テロの歴史の中のイスラム国」についての解説が前半。

中盤では、2年ほど前に発生し、「春」と評され民主化への期待をかきたてた「中東の春」が、いかにしてイスラム国の出現という結果につながってしまったのかが解説されています。

後半では、既にできたイスラム国の広報・財源・人事採用(って会社みたいですね)について、よく聴く話(「世界一裕福なテロ組織」とか)が本当なのかなども交えつつ、コメントがされていました。

 

ちなみに自分は法学部で、かつ「国際政治」と名を冠する勉強会サークルに入っているのですが、アルカイダとの関係も中東の春がどういう紆余曲折でこんなことになってしまったのかも全く分かっていなかったので、とりあえず恥をかかないレベルにはひと通りを押さえられたのかな、という感じがします。

筆者は、近々中東政治思想史と中東比較政治についての専門書を出版予定とのことで(この新書は、まずイスラム国についてまとまったものをという位置づけらしい)、これを足がかりにそちらも読んでみたいと思います。

 

そうこう言っている間に、もう終わっているはずの政治思想史のまとめができていないので、試験勉強に戻りたいと思います。

ではまた。