宮部みゆき『火車』を読んだ

 親と少し遠出した際に、百貨店の駐車場代を浮かせるために立ち寄った本屋で、中学生の頃に読んで面白かった記憶のあったこの本を購入。

火車 (新潮文庫)

火車 (新潮文庫)

 

 いやー、とても良かったです。買った翌日から読み始めたのですが、一日かけて一気に読み進めてしまいました。その結果、大統領顧問団が大幅に遅れてしまっています(汗)。

そもそも読んだのが中学生の頃、しかも中身は分量もヘビーな社会派ミステリということもあって詳しい内容は覚えていなかったのですが、記憶以上の感動がありました。

ミステリなので内容についてここに書くのは控えておきたいと思いますが、学生である時期を終えて働くことを意識しはじめる年齢以上の人なら、なにか心に残るものがある小説だと思います。

たぶん、中学生の頃に読んで、ミステリとしての謎解きの面白さにも関わらず(ミステリとしての謎解きも、社会派ミステリがいける人なら楽しめると思います)詳しい内容を覚えていなかったのもその辺りに理由があって、その真相が当時の自分にはまだ早かったのでしょう。「十代で読んでおきたい小説」といった言い方をしますが、この本は十代後半から二十代前半、この小説で描かれるキーパーソンたちの年齢(というより社会的立場?)に立ってみてはじめて、楽しめるのかもしれません。

また、主人公くらいの、家族をもって子どもができるくらいの年齢になった時に読み返したいと思います。